「こっちむいて!みい子」インドネシアで大人気。おのえりこ先生訪問で熱烈歓迎

今日の話を最初にまとめるとこんな感じです。
「日本では大人気でなくとも東南アジアでは超大人気な漫画作品がありますよ」


次に「大人気でなくとも」と書いてしまいましたが、今回とりあげる「こっちむいて!みい子」は人気作品です。
アニメ化もされています。(1998年2月から1999年2月までテレビ朝日系全国ネット)
連載は1995年から始まり現在も「ちゃお」に連載中で、単行本は25巻まで出ています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%80%E3%81%84%E3%81%A6!%E3%81%BF%E3%81%84%E5%AD%90


こっちむいて!みい子 (25) (ちゃおコミックス)

こっちむいて!みい子 (25) (ちゃおコミックス)

しかし「ちゃお」は小学生女児を対象としているマンガ雑誌なため、その年頃の子どもがいない家庭では知名度が低いのです。
僕自身も娘が小学生になって「ちゃお」を読み出して、娘が好きな作品で単行本も買ってようやく「こっちむいて!みい子」を認識したのです。
ちなみに埼玉県所沢市の本屋では「こっちむいて!みい子」の単行本がみつからなくて、原宿のちゃおショップまで行って単行本を買ってきていました。



さらに「こっちむいて!みい子」がインドネシアで大人気だということを知ったのも偶然でした。
僕はFBrankという日本語Facebookページランキングを開発・運営しています。
そのため普通の人よりもFacebookを長時間使っていて、そこでFacebookが大人気なインドネシアのユーザーの動向を見かけることも多かったのです。
そこでインドネシアのユーザーに「こっちむいて!みい子」のキャラクターを使っている人を多数見かけたのです。



みい子のキャラは大きな口が特徴で、他のマンガのキャラクターと見間違えずに識別出来ます。
Facebookページもたくさんありました。




ここまでは昨年に気がついていた話で、検索してみて本当にインドネシアでは大人気なんだなぁと認識していました。

http://www.ascii.ne.jp/category/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/page/2/



そして昨晩のことです。娘の「ちゃお」最新号をパラパラしていたら・・・



なんと、「こっちむいて!みい子」作者のおのえりこ先生がインドネシアを訪問している体験マンガが掲載されていたのです!
これは日本のコンテンツを海外に系の仕事している人は「ちゃお」買って読まないといけませんよ!
おのえりこ先生も「こっちむいて!みい子」がジャカルタの本屋で全巻平積みで売られているのを見て感動しています。
小学生の頃に「こっちむいて!みい子」に出会って今も愛読していて、大学生や大人になって今回のサイン会にかけつけたファンも多かったようです。


ちゃお 2013年 10月号 [雑誌]

ちゃお 2013年 10月号 [雑誌]


最後に「こっちむいて!みい子」を読んだことの無い人は「ふぅ〜ん、絵柄がたまたま外国で受けただけでしょ」と思うかも知れません。
「こっちむいて!みい子」はもっと深いマンガですよ。僕は娘が読んでいる「ちゃお」の作品の中で一番生々しい小学生ライフを描いていると思いました。
例えば「生理が始まる話」、「ブラジャーをするかしないかの話」、「福島県からの転校生の話」などの話があります。
もちろん多いのは「淡い恋愛話」や「素直になれない話」や「勘違い話」ではありますが。
他のマンガがファンタジーや恋愛やギャグやほのぼのに逃げている中で小学女児と真っ向勝負です。
そんな内容のマンガがインドネシアでは日本よりも超大人気だというお話でした。